業界に介入する暴力団排除活動の推進 | |
都遊協は、平成3年5月から、パチンコ店用賞品卸業者の団体である「東京商業流通組合(略称:東商流/平成7年協同組合認可)」、同組合の事業部門として設立された「東京ユニオンサーキュレーション株式会社(略称:TUC)」と連携し、警視庁のバックアップを受けて、業界に介入する暴力団の排除を決断し、組合の一大事業として実施してきましたが、6年半余りの歳月をかけ、平成9年12月までに、都内の全域での暴力団排除に成功しました。 この間、北沢地区や墨東地区では、地区役員の店舗や自宅にけん銃を発射されたり、火炎ビンを投げ込まれるという激しい抵抗を受け、暴力団の排除に取り組む関係者の不安は並大抵のものではありませんでした。 しかしながら、組合員はその都度不退転の決意を固めてこれに立ち向かい、ついに業界最大の課題を解決したのです。 パチンコ業界への暴力団の介入は、業界の誕生間もない時期から50年の長期間にわたり、主としてパチンコ賞品の買取りをめぐる利権を狙って行われ、このため都民からの目には、まるでパチンコ店と暴力団とが癒着しているかのような悪印象を与えてきました。さらに、ひとつ間違えばギャンブルとも言われかねない賞品の換金をめぐって始まったいきさつがあります。このため、暴力団排除を徹底するには、こうした問題を抱える賞品システムの改革にも踏み込む必要がありました。そこで、換金にしか使えないいわゆる特殊景品を廃止する一方、一般的な賞品として市場に流通し、経済的価値のある金地金賞品を採用するなどの新賞品システムを導入したのです。 これにより、パチンコはギャンブルではなく、あくまで遊技であることを賞品の面からも打出すとともに、今後は賞品買取り問題にからんで利権にあずかろうとする暴力団の介入は二度と絶対に許さないことを決意し、日々努力しています。 |
|